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【プレスリリース】九州初上陸!「0歳からの頭のかたちクリニック福岡」2025年3月14日開院、適正な頭蓋健診と株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー社製ヘルメットを用いた頭蓋矯正治療の提供を開始

2025.03.12
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー(本社:東京都中央区、代表取締役CEO 大野秀晃、以下「当社」)は、2025年3月14日に開院する「0歳からの頭のかたちクリニック福岡」(福岡市中央区、天神駅直結)において、当社が開発・製造する頭蓋矯正ヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」を用いたヘルメット治療が提供されることをお知らせいたします

赤ちゃんの頭のかたち(ゆがみ)に対する治療への社会的関心が高まる中、九州地方に初めての「赤ちゃんの頭のかたちの専門クリニック」が開院いたします。
九州大学の先生方の全面的なバックアップを得て、土日祝日を問わず、赤ちゃんの頭のかたちに関して大学病院並みの医療を提供する体制となりました。
近年、乳児の頭のゆがみ(頭蓋変形)に対する社会的認知度が高まり、ヘルメット治療を希望するご家族も増えています。その一方で、適正な診断を経ずに安易なヘルメット治療が広まる傾向が見受けられます。本来、ヘルメット治療はすべての乳児に適応されるものではなく、脳や骨の病気かを診断するために適正な頭蓋健診を受けたうえで、ゆがみの度合いによって、必要性が判断されるべき治療法です。

・位置的頭蓋変形と病的頭蓋変形の鑑別が不可欠
赤ちゃんの頭のゆがみには、向き癖など外的要因による「位置的頭蓋変形」と、手術を必要とする疾患である「病的頭蓋変形(頭蓋縫合早期癒合症など)」があります。この二つは見た目だけでは判断が難しく、適正な鑑別診断が求められます。特に病的頭蓋変形は、適切な治療が遅れることで発育や脳の成長に影響を及ぼす可能性があるため、専門医による詳細な診察が欠かせません。
しかしながら、近年ではレントゲンやCTスキャンなどの必要な診断設備を持たない施設でも、頭蓋変形の診断が行われ、安易にヘルメット治療が推奨されるケースが増加しています。このような状況は、本来手術を必要とする赤ちゃんが適切な医療を受けられないリスクを伴い、極めて慎重な対応が求められます。

・適正な頭蓋健診の先にヘルメット治療の選択肢
ヘルメット治療は、あくまでも適正な頭蓋健診を受けたうえで、その必要性が認められた場合に選択されるべき治療です。まずは、小児科や小児脳神経外科の専門医が在籍する医療機関で、病的頭蓋変形の可能性がないかを適正に診断することが最優先です。その結果、ヘルメット治療が適応となった場合に初めて、適切な形で治療を開始することが望ましいのです。

・適正な診断と治療の普及に向けて
東京日本橋、表参道神宮前、関西に続き、全国で4院目、九州地方に初上陸となる「0歳からの頭のかたちクリニック」はこれまでに12,000人を超える診療実績があり、約5,000組におよぶお子様・ご家族様にヘルメット治療を提供してきました。今回、新たに福岡院が開設されることで、九州地方においても適正な頭蓋健診を受けられる環境が整い、赤ちゃんの頭のかたちに悩むご家族の選択肢が広がります。
同院では、既存院で治療を担当している経験豊富な医師に加え、九州大学病院の教授を筆頭に九州大学の医師が診療に参画し、病的頭蓋変形(頭蓋縫合早期癒合症など)と位置的頭蓋変形(向き癖などによる頭の歪み)を適正に鑑別診断します。病的頭蓋変形と診断された場合には、必要に応じて大学病院と連携した適切な治療を提供し、位置的頭蓋変形と診断された場合には、ご家族の意向に沿った治療プランを提案します。

・当社製ヘルメットを用いた治療が福岡でも可能に
「0歳からの頭のかたちクリニック福岡」では、適正な頭蓋健診に基づいたヘルメット治療の提供も行われます。治療には、当社が開発・製造する「Qurum Fit(クルムフィット)」が使用され、赤ちゃんの頭部形状に合わせたオーダーメイドの矯正が可能となります。治療開始から治療終了まで、すべてのプロセスに医師が介在し、毎月の診察ではヘルメット内部のインナークッションもお子さまの頭の形状と治療状況によって

・福岡院開設による九州エリアへの貢献
これまで九州地方では、適正な頭蓋健診およびヘルメット治療を提供する専門医療機関が限られていました。今回の「0歳からの頭のかたちクリニック福岡」の開設により、九州・山口・沖縄エリアにお住まいのご家族が、より身近な場所で高度かつ専門的な診断・治療を受けることが可能となります。
当社は、適正な頭蓋健診とヘルメット治療を提供する医療機関が新たに開設されることを歓迎し、今後も当社製品の提供を通じて、赤ちゃんの健やかな成長をサポートしてまいります。

【医療法人社団0歳からの頭のかたちクリニック 理事長 小室広昭先生よりコメント】 【略歴】
元東京⼤学⼩児外科准教授。⽇本⼩児外科学会特別会員。埼⽟医科⼤学客員教授。
東⼤病院、埼⽟県⽴⼩児医療センター、⽇本⾚⼗字社医療センター、⾃治医科⼤学、筑波⼤学、上尾中央総合病院などで⼩児外科医として勤務し、多くの⾚ちゃんの⼿術に携わる。
2022年1⽉より0歳からの頭のかたちクリニック理事⻑、現在に⾄る。2024年3⽉からは0歳からの頭のかたちクリニック表参道神の前院⻑を兼任。
私たちは2021年3月に東京日本橋で開院して以来、大阪の関西院、東京の表参道神宮前院を開設し、赤ちゃんの頭の歪みに悩むご家族の要望に応えてまいりました。3院で合わせて約12,000人の患者さまの診療を行い、そのうち約5,000人の赤ちゃんにヘルメット矯正治療を実施してまいりました。そして、私たちはこのたび福岡天神に4院目となる『0歳からの頭のかたちクリニック 福岡』を開設する運びとなりました。近年、赤ちゃんの頭のかたちについてご相談をいただく機会が増えており、より多くのご家族に適切な診療を提供する必要性を感じています。福岡院の開設により、九州・山口エリア近隣のご家族にも専門的な診療とご希望の方にはヘルメット矯正治療を提供できるようになります。
福岡では、これまで当院で培ってきた診療ノウハウを活かしつつ、九州大学病院の先生方との連携協力のもとに、科学的根拠に基づいた適切な治療を提供し、ご家族が安心して相談できる環境を整えてまいります。当院の使命は、赤ちゃんとご家族に寄り添いながら、一人ひとりに最適な指導および治療を提供することです。福岡院の開設を通じて、より多くの赤ちゃんが健やかに成長できるようサポートしてまいります。
当クリニックで使用するジャパン・メディカル・カンパニー社のクルムフィットに関しては、私を含めたクリニックのメンバー数名がその開発にも携わらせていただきました。専門家を含めたたくさんの方々と議論を重ねることができ大変勉強になっています。これからも4院になった経験を生かしてさらにより良いヘルメット治療に貢献していきたいと思っています。
・0歳からの頭のかたちクリニックについて 0歳からの頭のかたちクリニック (所在地:東京都中央区、東京都渋谷区、大阪府大阪市北区、福岡県福岡市中央区)は、国内トップクラスの治療実績と蓄積した症例データを活用し、すべての赤ちゃんとご家族さまに寄り添うクリニックです。
クリニックでなによりも最優先にするのは「ご家族のお考え」です。事実、過去12,000件(※注)の赤ちゃんの頭のゆがみ診療からヘルメット治療を選ばれたご家族さまは約5,000組(※注)となっており、ご家族のご意思を尊重して治療を行っております。当院で治療を受けられるご家族にはヘルメット治療支援アプリ「metto」もご利用いただけます。
初診の際には最先端の専用スキャナーで頭のかたちを短時間で負担をかけずに計測し、客観的なデータと医師のアドバイスによって治療方針を決定していきます。どうぞ、お気軽にご相談ください。一緒にお子さまの未来を考える機会にしていただければ嬉しく思います。
https://baby-helmet.com/
※注:0歳からの頭のかたちクリニック調べ