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【プレスリリース】「福岡小児頭のかたちセミナー2025」開催報告 ― 最新の診断・治療知見を共有し、医療機関連携と適正なヘルメット治療の普及を推進 ―
2025.09.01
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー(東京都中央区、代表取締役CEO 大野秀晃、以下当社)は、医療法人社団0歳からの頭のかたちクリニック(東京都中央区、理事長 小室広昭)と共催で「福岡小児頭のかたちセミナー2025」を2025年5月14日(水)に開催いたしました。
本セミナーは、赤ちゃんの頭のかたちに関する最新の診断・治療知見を共有し、医療機関間の連携強化と適正なヘルメット治療の普及を目指すものです。小児科・脳神経外科・形成外科・産婦人科をはじめ、全国から医師・看護師・助産師など約300名の医療従事者が会場およびオンラインにて参加し、乳児の頭部変形の診断・治療・予防に関する実践的な議論が活発に交わされました。
■ 開催背景
赤ちゃんの頭のかたちに関する医療現場での課題として、病的頭蓋変形(頭蓋縫合早期癒合症)と位置的頭蓋変形の適正な鑑別診断が急務となっています。
適正な鑑別診断を経ずにヘルメット治療が開始されることで、外科的手術を要する頭蓋縫合早期癒合症が見逃される深刻な事例も報告されています。さらに、矯正効果を過度に喧伝する情報発信により、本来治療を必要としない乳児までが治療に進むケースもあり、医療現場・保護者双方に大きな混乱を引き起こしています。
こうした状況を受け、医学的に正しい情報を医療従事者に届け、適正な診断とヘルメット治療の必要性について理解を深めていただくことを目的に、本セミナーを企画いたしました。
■ セミナー概要
開催日:2025年5月14日(水)
会場:TKPガーデンシティPREMIUM 天神スカイホール(ハイブリッド開催)
主催:医療法人社団0歳からの頭のかたちクリニック
共催:株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー
参加者数:現地・オンライン合わせて290名
■ プログラムと登壇者
座長:
大賀 正一
九州大学名誉教授(前 成長発達医学/小児科 教授)
演者:
五味 玲
(0歳からの頭のかたちクリニック東京日本橋 院長、自治医科大学客員教授、前 自治医科大学とちぎ子ども医療センター小児脳神経外科 教授)
「頭のかたちの変形の機序と鑑別診断のポイント」
細野 茂春
(公益社団法人地域医療振興協会練馬光が丘病院小児科部長、自治医科大学客員教授、前 自治医科大学附属さいたま医療センター小児科・周産期科 教授)
「頭のかたちの変形予防と専門医療機関への紹介のタイミング」
坂本 好昭
(慶應義塾大学形成外科 専任講師)
「ヘルメット治療を取り巻く日本の現況と提言」
梶田 大樹
(0歳からの頭のかたちクリニック福岡 院長)
「0歳からの頭のかたちクリニックの診療実績」
演題ごとに活発な質疑応答が行われ、医療機関や診療科の垣根を越えて、適正な頭蓋健診と適正なヘルメット治療のために、参加者同士の経験や知見を共有する場となりました。
| 座長、演者よりコメント
大賀 正一先生
九州大学名誉教授
前 九州大学成長発達医学/小児科 教授
五味 玲先生
0歳からの頭のかたちクリニック東京日本橋 院長
自治医科大学客員教授
前 自治医科大学とちぎ子ども医療センター小児脳神経外科 教授
細野 茂春先生
公益社団法人地域医療振興協会練馬光が丘病院小児科部長
自治医科大学客員教授
前 自治医科大学附属さいたま医療センター小児科・周産期科 教授
坂本 好昭先生
慶應義塾大学形成外科 専任講師
梶田 大樹先生
0歳からの頭のかたちクリニック福岡 院長
│ 医療法人社団0歳からの頭のかたちクリニック理事長 小室広昭先生 コメント
赤ちゃんの頭蓋変形に対する家族や医療従事者の認識は現状では地域によって大きな差があります。東京では親御様が赤ちゃんの頭蓋変形に対して高い問題意識をお持ちなのに対し、本年3月に福岡で開院した当クリニックを受診された赤ちゃんのご家族の中からは「ヘルメットをしていると重い病気ではないかと見られるのが心配」という声も聞かれました。このような家族の意識の違いはやはり医療従事者の意識の違いも大きく影響していると推察されます。
今回のセミナーをきっかけに頭蓋変形に対する問題意識の重要性が福岡から九州全体の医療従事者に広がっていくことを期待しております。なお当福岡院では開院以来わずか半年足らずで既に3例の頭蓋縫合早期癒合症を発見し(※注)九州大学脳神経外科にご紹介しており、病的頭蓋変形を見逃さぬようにと日々身の引き締まる思いを感じております。
※注:2025年8月現在
│ 株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー 代表取締役CEO 大野秀晃 コメント
赤ちゃんの頭のかたちに関する診断と治療の誤りは、ご家庭に計り知れない不安と負担をもたらします。当社はヘルメットメーカーとして、正しい医療情報を社会に届ける責任を強く自覚しております。今回のセミナー共催は、その責務を果たす取り組みの一つです。
今後も医療機関との協力を一層深めるとともに、行政・学会・保護者の皆さまとも力を合わせ、適正な診断と治療の普及に努めてまいります。赤ちゃんの健やかな成長のために、社会全体で正しい知識を共有し、安心と信頼を築いていけるよう尽力いたします。
■ 今後の展望
本セミナー開催後には、赤ちゃんの頭のかたちに関する社会的関心はさらに高まり、X(旧Twitter)やAbemaTVなどのメディアでもヘルメット治療に関する議論が活発に行われています。
8,400万回超表示されたX(旧Twitter)の投稿
上記Xの投稿を受けて放送されたAbema TVでの特集
今回のセミナーでは、位置的頭蓋変形や頭蓋縫合早期癒合症の診断に関する最新知見に加え、適正なヘルメット治療のあり方について活発な意見交換が行われました。
当社は今後も、医療機関や関連団体との連携を一層強化し、医療従事者への正確な情報提供を通じて、全国的な治療水準の均てん化と、赤ちゃんの健やかな成長に資する医療環境の整備に努めてまいります。
■ 一般社団法人 日本ヘルメット治療評価認定機構について
本機構は、頭蓋変形に関する適正な医療の質と安全性の向上を目的に設立されました。
福岡小児頭のかたちセミナー2025の演者の一人であられる細野茂春先生(練馬光が丘病院 小児科部長、自治医科大学客員教授、日本頭蓋健診治療研究会理事長)が代表理事を務められております。
患者様ご家族様に安心・安全な医療を提供するため必要な知識・診療体制・倫理体制を備えた医療機関に対して、一般社団法人日本ヘルメット治療評価認定機構より認定が付与されます。以下Webページ下部に機構認定の医療機関一覧が掲載されております。赤ちゃんの頭のかたちについての不安や悩みがある際は、ぜひ本認定医療機関一覧より認定医療機関の受診をご検討ください。
詳細を見る
▼ 認定医療機関の構成要件(抜粋)
■ 0歳からの頭のかたちクリニックについて
0歳からの頭のかたちクリニック (所在地:東京都中央区、東京都渋谷区、大阪府大阪市北区、福岡県福岡市中央区)は、国内トップクラスの治療実績と蓄積した症例データを活用し、すべての赤ちゃんとご家族さまに寄り添うクリニックです。
小児脳神経外科、小児科、小児外科、形成外科の医師が在籍し、豊富な経験と3Dスキャンに基づく客観的なデータをもとにお子さまの頭の変形の原因が病的なものか向き癖等によるものかを適正に鑑別します。各クリニック内には頭部を撮影するためのエックス線設備も備え、お子さまの月齢に配慮し低線量でのレントゲン撮影も行っています。
クリニックでなによりも最優先にするのは「ご家族のお考え」です。事実、過去14,000件超(※注)の赤ちゃんの頭のゆがみ診療からヘルメット治療を選ばれたご家族さまは約6,000組(※注)となっており、ご家族のご意思を尊重して治療を行っております。当院で治療を受けられるご家族にはヘルメット治療支援アプリ「metto」もご利用いただけます。
初診の際には最先端の専用スキャナーで頭のかたちを短時間で負担をかけずに計測し、客観的なデータと医師のアドバイスによって治療方針を決定していきます。どうぞ、お気軽にご相談ください。一緒にお子さまの未来を考える機会にしていただければ嬉しく思います。
https://baby-helmet.com/
※注:2025年8月現在 0歳からの頭のかたちクリニック調べ
本セミナーは、赤ちゃんの頭のかたちに関する最新の診断・治療知見を共有し、医療機関間の連携強化と適正なヘルメット治療の普及を目指すものです。小児科・脳神経外科・形成外科・産婦人科をはじめ、全国から医師・看護師・助産師など約300名の医療従事者が会場およびオンラインにて参加し、乳児の頭部変形の診断・治療・予防に関する実践的な議論が活発に交わされました。
■ 開催背景
赤ちゃんの頭のかたちに関する医療現場での課題として、病的頭蓋変形(頭蓋縫合早期癒合症)と位置的頭蓋変形の適正な鑑別診断が急務となっています。
適正な鑑別診断を経ずにヘルメット治療が開始されることで、外科的手術を要する頭蓋縫合早期癒合症が見逃される深刻な事例も報告されています。さらに、矯正効果を過度に喧伝する情報発信により、本来治療を必要としない乳児までが治療に進むケースもあり、医療現場・保護者双方に大きな混乱を引き起こしています。
こうした状況を受け、医学的に正しい情報を医療従事者に届け、適正な診断とヘルメット治療の必要性について理解を深めていただくことを目的に、本セミナーを企画いたしました。
■ セミナー概要
開催日:2025年5月14日(水)
会場:TKPガーデンシティPREMIUM 天神スカイホール(ハイブリッド開催)
主催:医療法人社団0歳からの頭のかたちクリニック
共催:株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー
参加者数:現地・オンライン合わせて290名
■ プログラムと登壇者
座長:
大賀 正一
九州大学名誉教授(前 成長発達医学/小児科 教授)
演者:
五味 玲
(0歳からの頭のかたちクリニック東京日本橋 院長、自治医科大学客員教授、前 自治医科大学とちぎ子ども医療センター小児脳神経外科 教授)
「頭のかたちの変形の機序と鑑別診断のポイント」
細野 茂春
(公益社団法人地域医療振興協会練馬光が丘病院小児科部長、自治医科大学客員教授、前 自治医科大学附属さいたま医療センター小児科・周産期科 教授)
「頭のかたちの変形予防と専門医療機関への紹介のタイミング」
坂本 好昭
(慶應義塾大学形成外科 専任講師)
「ヘルメット治療を取り巻く日本の現況と提言」
梶田 大樹
(0歳からの頭のかたちクリニック福岡 院長)
「0歳からの頭のかたちクリニックの診療実績」
演題ごとに活発な質疑応答が行われ、医療機関や診療科の垣根を越えて、適正な頭蓋健診と適正なヘルメット治療のために、参加者同士の経験や知見を共有する場となりました。

大賀 正一先生
九州大学名誉教授
前 九州大学成長発達医学/小児科 教授

赤ちゃんの頭のかたちに注目が高まり、最近これに関する情報も相談可能な医療機関もふえてきました。基礎疾患を除外して適切な診療を行うには、まず相談をうける小児科医が専門診療科と協力して進める必要があります。こどもたちの健診を行う小児科医も「適正な頭蓋健診」を考える時代になりました。丁寧なご説明と疾患を見逃さないことが肝要です。
今回のセミナーでは、脳神経外科、新生児・小児科と形成外科の経験豊富な先生方より、頭蓋変形と頭蓋矯正治療について解説いただきました。県外から現地にまた全国からオンラインで、新生児・小児医療に携わる多職種の皆様がご参加され、新しい知識と正しい情報を得る機会になったことと存じます。新生児スクリーニング、1か月と乳児の健診が拡充する時代に、このセミナーが赤ちゃんの頭のかたちに悩まれるご両親にとって適切な医療機関につながる道標となれば幸いです。
今回のセミナーでは、脳神経外科、新生児・小児科と形成外科の経験豊富な先生方より、頭蓋変形と頭蓋矯正治療について解説いただきました。県外から現地にまた全国からオンラインで、新生児・小児医療に携わる多職種の皆様がご参加され、新しい知識と正しい情報を得る機会になったことと存じます。新生児スクリーニング、1か月と乳児の健診が拡充する時代に、このセミナーが赤ちゃんの頭のかたちに悩まれるご両親にとって適切な医療機関につながる道標となれば幸いです。
五味 玲先生
0歳からの頭のかたちクリニック東京日本橋 院長
自治医科大学客員教授
前 自治医科大学とちぎ子ども医療センター小児脳神経外科 教授

九州で初めての「頭のかたち」についてのセミナーで、事前にたくさんのご質問をいただき、この分野への深い関心を感じました。その中で主に「頭のかたちの変形の影響」「変形の原因と診断」についてお話しいたしました。私自身の経験や文献を基に、位置的頭蓋変形の治療の意義についてお話しし、また、乳児の「頭のかたち」に向き合う上で最も重要な、頭蓋縫合早期癒合症などの病的変形との鑑別について解説いたしました。
位置的頭蓋変形の治療は生後3〜4か月での診断・開始が理想で、遅くとも7か月までが望ましく、早期に治療を開始するほど改善が見込めます。「自然に治る」との通説に流されず、月齢・重症度・家族の意向を踏まえた適正治療が必要です。多職種で経験や知識を共有し、診断・適応・フォローの標準化を進めることも重要と考えています。本セミナーが医療従事者にとって正しい学びの場となれば幸いです。
位置的頭蓋変形の治療は生後3〜4か月での診断・開始が理想で、遅くとも7か月までが望ましく、早期に治療を開始するほど改善が見込めます。「自然に治る」との通説に流されず、月齢・重症度・家族の意向を踏まえた適正治療が必要です。多職種で経験や知識を共有し、診断・適応・フォローの標準化を進めることも重要と考えています。本セミナーが医療従事者にとって正しい学びの場となれば幸いです。
細野 茂春先生
公益社団法人地域医療振興協会練馬光が丘病院小児科部長
自治医科大学客員教授
前 自治医科大学附属さいたま医療センター小児科・周産期科 教授

九州地区では初めての頭のかたちに関するセミナーで関連各科の医療従事者にとっては大変有意義な会だったと感じました。特に小児科医は頭のかたちの診察を系統立って学習する機会がありませんでした。親御さんからのご質問に適切に対応できないといった声も多く聞かれるようになってきました。
令和7年4月に小児科医の到達目標-小児科専門医の教育目標-改訂8版に始めて“頭蓋変形”が大頭、小頭、大泉門の異常と共に到達目標になりました。
今後、小児科医は頭蓋変形の要因を理解して頭蓋縫合早期癒合症を見逃すことなく位置的頭蓋変形予防・変形改善の指導とヘルメット矯正療法のメカニズムと適応を理解しご両親の不安を解消することが期待されます。
令和7年4月に小児科医の到達目標-小児科専門医の教育目標-改訂8版に始めて“頭蓋変形”が大頭、小頭、大泉門の異常と共に到達目標になりました。
今後、小児科医は頭蓋変形の要因を理解して頭蓋縫合早期癒合症を見逃すことなく位置的頭蓋変形予防・変形改善の指導とヘルメット矯正療法のメカニズムと適応を理解しご両親の不安を解消することが期待されます。
坂本 好昭先生
慶應義塾大学形成外科 専任講師

助産師さんを中心に、赤ちゃんの頭の形が気になった際の対策と紹介のタイミングについて解説しました。赤ちゃんの頭の形のゆがみが悪化しないようにする予防が大切であり、そこには地域に密着した助産師さんたちの介入が不可欠です。また稀ではあるが、なかには病的なゆがみも存在します。これを頭蓋縫合早期癒合症と呼びます。この治療に携わっている医療機関は多くはありません。そのため診療に熟知した医師であれば、赤ちゃんのゆがみが病的なものか、あるいは向き癖によるものか、ある程度の鑑別は視診触診で可能です。しかし確定診断にはレントゲンが必要になることが少なくありません。何もせず成長を見守るのではなく、積極的な予防医療の大切さが日々の診療で生かされることを期待します。
梶田 大樹先生
0歳からの頭のかたちクリニック福岡 院長

このたびは「福岡小児頭のかたちセミナー2025」にご参加いただき、誠にありがとうございました。会場とオンラインあわせて200名を超える多くの方々にご関心を寄せていただき、大変ありがたく感じております。
赤ちゃんの頭のかたちはご家庭でも気になりやすいテーマですが、医学的な視点からは「病的な変形(特に頭蓋縫合早期癒合症)」を見逃さないことが何よりも重要です。一方で、位置的な変形についても、ヘルメット治療による効果には個人差があるため、すべてのお子さんに同じように当てはまるわけではありません。
そのため、治療を検討する際には、期待される効果について十分な情報が保護者の方に伝わり、納得のうえで判断できる環境が整っていることが大切です。今後もこうした情報共有の機会が広がることを願っております。
赤ちゃんの頭のかたちはご家庭でも気になりやすいテーマですが、医学的な視点からは「病的な変形(特に頭蓋縫合早期癒合症)」を見逃さないことが何よりも重要です。一方で、位置的な変形についても、ヘルメット治療による効果には個人差があるため、すべてのお子さんに同じように当てはまるわけではありません。
そのため、治療を検討する際には、期待される効果について十分な情報が保護者の方に伝わり、納得のうえで判断できる環境が整っていることが大切です。今後もこうした情報共有の機会が広がることを願っております。
│ 医療法人社団0歳からの頭のかたちクリニック理事長 小室広昭先生 コメント

今回のセミナーをきっかけに頭蓋変形に対する問題意識の重要性が福岡から九州全体の医療従事者に広がっていくことを期待しております。なお当福岡院では開院以来わずか半年足らずで既に3例の頭蓋縫合早期癒合症を発見し(※注)九州大学脳神経外科にご紹介しており、病的頭蓋変形を見逃さぬようにと日々身の引き締まる思いを感じております。
※注:2025年8月現在
│ 株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー 代表取締役CEO 大野秀晃 コメント
赤ちゃんの頭のかたちに関する診断と治療の誤りは、ご家庭に計り知れない不安と負担をもたらします。当社はヘルメットメーカーとして、正しい医療情報を社会に届ける責任を強く自覚しております。今回のセミナー共催は、その責務を果たす取り組みの一つです。
今後も医療機関との協力を一層深めるとともに、行政・学会・保護者の皆さまとも力を合わせ、適正な診断と治療の普及に努めてまいります。赤ちゃんの健やかな成長のために、社会全体で正しい知識を共有し、安心と信頼を築いていけるよう尽力いたします。
■ 今後の展望
本セミナー開催後には、赤ちゃんの頭のかたちに関する社会的関心はさらに高まり、X(旧Twitter)やAbemaTVなどのメディアでもヘルメット治療に関する議論が活発に行われています。
8,400万回超表示されたX(旧Twitter)の投稿
上記Xの投稿を受けて放送されたAbema TVでの特集
今回のセミナーでは、位置的頭蓋変形や頭蓋縫合早期癒合症の診断に関する最新知見に加え、適正なヘルメット治療のあり方について活発な意見交換が行われました。
当社は今後も、医療機関や関連団体との連携を一層強化し、医療従事者への正確な情報提供を通じて、全国的な治療水準の均てん化と、赤ちゃんの健やかな成長に資する医療環境の整備に努めてまいります。

本機構は、頭蓋変形に関する適正な医療の質と安全性の向上を目的に設立されました。
福岡小児頭のかたちセミナー2025の演者の一人であられる細野茂春先生(練馬光が丘病院 小児科部長、自治医科大学客員教授、日本頭蓋健診治療研究会理事長)が代表理事を務められております。
患者様ご家族様に安心・安全な医療を提供するため必要な知識・診療体制・倫理体制を備えた医療機関に対して、一般社団法人日本ヘルメット治療評価認定機構より認定が付与されます。以下Webページ下部に機構認定の医療機関一覧が掲載されております。赤ちゃんの頭のかたちについての不安や悩みがある際は、ぜひ本認定医療機関一覧より認定医療機関の受診をご検討ください。
詳細を見る
▼ 認定医療機関の構成要件(抜粋)
- 研修受講・認定試験への合格
当機構が認定する研修プログラムを医師・医療従事者が受講し、所定の評価に合格していること
※認定試験制度は2025年7月より本格導入
参考:ヘルメット治療に関する全国初認定研修『位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会』開催 医療機関間の知識共有と均てん化を推進― 一般社団法人日本ヘルメット治療評価認定機構の第一回認定研修会開催 ― - 先行施設での実地見学研修
大学病院・こども病院等における適正な頭蓋健診およびヘルメット治療の実地研修を完了していること - 鑑別診断体制の整備 頭蓋縫合早期癒合症等の病的頭蓋変形を適切に鑑別できる、X線等の画像診断設備と診療体制を有していること
■ 0歳からの頭のかたちクリニックについて

小児脳神経外科、小児科、小児外科、形成外科の医師が在籍し、豊富な経験と3Dスキャンに基づく客観的なデータをもとにお子さまの頭の変形の原因が病的なものか向き癖等によるものかを適正に鑑別します。各クリニック内には頭部を撮影するためのエックス線設備も備え、お子さまの月齢に配慮し低線量でのレントゲン撮影も行っています。
クリニックでなによりも最優先にするのは「ご家族のお考え」です。事実、過去14,000件超(※注)の赤ちゃんの頭のゆがみ診療からヘルメット治療を選ばれたご家族さまは約6,000組(※注)となっており、ご家族のご意思を尊重して治療を行っております。当院で治療を受けられるご家族にはヘルメット治療支援アプリ「metto」もご利用いただけます。
初診の際には最先端の専用スキャナーで頭のかたちを短時間で負担をかけずに計測し、客観的なデータと医師のアドバイスによって治療方針を決定していきます。どうぞ、お気軽にご相談ください。一緒にお子さまの未来を考える機会にしていただければ嬉しく思います。
https://baby-helmet.com/
※注:2025年8月現在 0歳からの頭のかたちクリニック調べ