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東京リバーサイド病院に「赤ちゃんの頭のかたち外来」開設 ー頭蓋健診から当社製ヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」によるヘルメット治療までワンストップの医療サービス提供が可能にー
2025.10.17
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー(東京都中央区、代表取締役CEO 大野秀晃、以下当社)は、社会医療法人社団正志会 荒木記念 東京リバーサイド病院(東京都荒川区、以下東京リバーサイド病院)において「赤ちゃんの頭のかたち外来」が新規に開設され、乳児の頭蓋変形に対する適正な頭蓋健診と当社製ヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」を用いたヘルメット矯正治療を同院内で一貫して受けられる体制が整ったことをお知らせします。
同院は一般社団法人日本ヘルメット治療評価認定機構の定める基準に基づく認定医療機関であり、基準を満たした医師・体制による適正な鑑別診断と標準化された治療手順に基づく一貫診療を提供します。
外来を担当される滝先生をはじめとする東京リバーサイド病院の医師は機構認定の研修にも参加しており、鑑別診断とヘルメット治療についての一貫した学びを修められています。
関連ニュース:ヘルメット治療に関する全国初認定研修『位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会』開催 医療機関間の知識共有と均てん化を推進― 一般社団法人日本ヘルメット治療評価認定機構の第一回認定研修会開催 ―
1.外来開設の背景と提供価値
乳児の頭部の歪み(位置的頭蓋変形)に対する社会的関心の高まりとともに、適正な頭蓋健診・鑑別診断を経ずに安易にヘルメット治療に誘導される事例が課題となっています。
当社の提携先医療機関では、病的頭蓋変形(頭蓋縫合早期癒合症など)との鑑別を第一に行い、必要な方に限ってヘルメット治療を提案するという「適正な頭蓋健診と適正なヘルメット治療」を徹底していただいています。
東京リバーサイド病院に新設される「赤ちゃんの頭のかたち外来」では、同院の小児科・新生児領域、産婦人科、形成外科の専門医が初診から治療終了(卒業)まで継続して診る体制を取り、院内での鑑別診断・頭部3D評価・ヘルメット処方・フォローアップ調整までをシームレスに提供します。これにより、受診から治療、調整・卒業に至るまでの移動負担や情報の断絶を抑え、ご家族の安心と治療の質の両立を図ります。
2.日本ヘルメット治療評価認定機構の認定について
東京リバーサイド病院は、一般社団法人日本ヘルメット治療評価認定機構の「認定治療医療機関」に掲載されています。同機構は、頭蓋健診・ヘルメット治療の質の担保を目的に、医療機関・医師に対し以下の要件を課しています。
1、機構主催の医師・スタッフ・関連メーカー対象の研修と認定試験への合格
2、先行医療機関(大学病院)での実地見学研修の受講
3、鑑別診断に必要なエックス線等の診断機器の保有
認定医療機関において、エックス線(レントゲン)やCTによる適正な頭蓋健診を行い、頭蓋縫合早期癒合症などの病的要因を除外したうえで必要な場合のみ、ヘルメット治療を適切に導入することが一般社団法人日本ヘルメット治療評価認定機構が推奨する「頭のかたち外来」と「正しいヘルメット治療」です。
関連サイト:一般社団法人日本ヘルメット治療評価認定機構
3.病院の特長と地域の利便性
東京リバーサイド病院は、都内有数の産科機能を持つ地域中核病院です。2024年の産科分娩総数は812件で、硬膜外鎮痛を含む無痛分娩にも対応するなど、周産期医療の実績を着実に積み重ねています。
出典:同院「診療実績(2024年)」ページ
同院はJR常磐線・東京メトロ日比谷線・つくばエクスプレスが交差する南千住エリアにあり、荒川・台東・足立・墨田・葛飾・北区など城東・北東エリアからのアクセスが良好です。今回の外来開設により、関東エリアにおける当社提携医療ネットワークの城東圏の受診動線が強化され、東東京・北東東京、さらに千葉・茨城南部など近隣地域のご家族にとって利便性が高まります。
4.「赤ちゃんの頭のかたち外来」を担当される医師よりコメント
滝敦子先生
専門 新生児医療
【学歴】
東京医科歯科大学(現東京科学大学)医学部医学科卒業
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科博士課程修了
【経歴】
東京医科歯科大学医学部附属病院にて研修開始
川口市立医療センター新生児集中治療科医長
長野県立こども病院新生児科医長を経て
2011年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科寄附講座 茨城県小児・周産期地域医療学講師
2015年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科発生発達病態学分野(小児科)講師
東京医科歯科大学医学部附属病院NICU室長
2021年 荒木記念東京リバーサイド病院新生児科部長
【資格】
日本小児科学会専門医
日本周産期新生児学会 周産期専門医(新生児)
新生児蘇生法普及事業(NCPR)インストラクター
出生前コンサルタント小児科医
外来名
赤ちゃんの頭のかたち外来(東京リバーサイド病院内)
担当医師
滝敦子(新生児内科)、星真一(産婦人科)、秋元正宇(形成外科)
診療日・診療時間
第1・3・5週 木曜日14時~
予約方法
初診予約受付(03‐5850‐0306)へお電話にてお願いします
受付時間:平日9:00~16:00、土曜9:00~11:00
受診時の持ち物
マイナンバーカード、乳児医療証、母子健康手帳
紹介状(お持ちの方)
5.治療プロトコルと「Qurum Fit」の特長
当社製ヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」は、3Dスキャン計測と3Dプリンティングを基盤とした完全オーダーメイド設計により、通気性・軽量性・清拭性(水洗い可能なクッション)といった装着継続性を高める要件を満たしながら、成長に合わせた段階的なインナークッションの調整が可能です。
毎月の診察時には、医師の指示のもと、お子さま一人ひとりの成長と治療経過に応じてヘルメットのインナークッションを新調しています。治療の全期間を通じて、1人あたりおおよそ40〜50枚のクッションを使用し、常に最適なフィット感と安全性を保つことで、治療効果と快適性の両立を図っています。
・製品情報:Qurum Fit(クルムフィット)
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーは、長年にわたり頭蓋形状矯正ヘルメットの製造と開発に取り組んできました。このたび、脳神経外科、小児科、新生児科、小児外科、形成外科の専門医とともに開発検討委員会を立ち上げ、共同開発を実施。その成果として誕生したのが、最先端の3Dプリンタ技術を駆使して製造された日本製ヘルメットであるクルムフィットです。東京発の下町ベンチャーとして、荒川区にある自社工場で完全自主製造をしています。
クルムフィットは、高い通気性を備えた設計によりムレを防ぎ、快適な使用感を実現しています。ヘルメット本体だけでなくクッション部分も水洗いが可能で、衛生面にも配慮されています。赤ちゃんのために細部までこだわり抜かれたデザインと機能性が特徴で、快適さと効果を両立させた製品です。
日本国内の信頼ある医師との共同開発によるプロダクトとそのプロダクトを用いた優れた医療サービス体制が評価され、シンガポール最大の女性・小児医療専門の公立病院であるKK Women’s and Children’s Hospitalでもクルムフィットを用いた頭蓋矯正治療が採用されています。
当社は製品の高い品質だけでなく、治療の安全性と信頼性を確保するための体制にも注力しています。当社製品を取り扱う医師には、必ず弊社主催の研修会「位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会」への参加をお願いしています。また、治療経験を持つ先行施設(大学病院またはこども病院)での診療への実地見学を通じて、より治療サービスに対する深い洞察を得ていただいています。ヘルメット治療導入後も継続的に研修会に参加していただくことで、最新の知識と技術を共有し続ける仕組みを整えています。
こうした取り組みは、親御様が安心して頭蓋健診やヘルメット治療を受けられる環境を提供するため、一般社団法人日本頭蓋健診治療研究会の理事を中心とした専門医と協力して進めているものです。
「最高の安心」をお届けするために。私たちは、ヘルメット治療の導入からその後のフォローアップまで、製品だけでなく徹底した品質管理とサポート体制を通じて赤ちゃんとそのご家族を支えています。私たちは、未来の医療を支える革新的な製品づくりを通じて、安心と健康を提供し続けてまいります。
https://babyhelmet.jp/product/
同院は一般社団法人日本ヘルメット治療評価認定機構の定める基準に基づく認定医療機関であり、基準を満たした医師・体制による適正な鑑別診断と標準化された治療手順に基づく一貫診療を提供します。
外来を担当される滝先生をはじめとする東京リバーサイド病院の医師は機構認定の研修にも参加しており、鑑別診断とヘルメット治療についての一貫した学びを修められています。
関連ニュース:ヘルメット治療に関する全国初認定研修『位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会』開催 医療機関間の知識共有と均てん化を推進― 一般社団法人日本ヘルメット治療評価認定機構の第一回認定研修会開催 ―
1.外来開設の背景と提供価値
乳児の頭部の歪み(位置的頭蓋変形)に対する社会的関心の高まりとともに、適正な頭蓋健診・鑑別診断を経ずに安易にヘルメット治療に誘導される事例が課題となっています。
当社の提携先医療機関では、病的頭蓋変形(頭蓋縫合早期癒合症など)との鑑別を第一に行い、必要な方に限ってヘルメット治療を提案するという「適正な頭蓋健診と適正なヘルメット治療」を徹底していただいています。
東京リバーサイド病院に新設される「赤ちゃんの頭のかたち外来」では、同院の小児科・新生児領域、産婦人科、形成外科の専門医が初診から治療終了(卒業)まで継続して診る体制を取り、院内での鑑別診断・頭部3D評価・ヘルメット処方・フォローアップ調整までをシームレスに提供します。これにより、受診から治療、調整・卒業に至るまでの移動負担や情報の断絶を抑え、ご家族の安心と治療の質の両立を図ります。
2.日本ヘルメット治療評価認定機構の認定について
東京リバーサイド病院は、一般社団法人日本ヘルメット治療評価認定機構の「認定治療医療機関」に掲載されています。同機構は、頭蓋健診・ヘルメット治療の質の担保を目的に、医療機関・医師に対し以下の要件を課しています。
1、機構主催の医師・スタッフ・関連メーカー対象の研修と認定試験への合格
2、先行医療機関(大学病院)での実地見学研修の受講
3、鑑別診断に必要なエックス線等の診断機器の保有
認定医療機関において、エックス線(レントゲン)やCTによる適正な頭蓋健診を行い、頭蓋縫合早期癒合症などの病的要因を除外したうえで必要な場合のみ、ヘルメット治療を適切に導入することが一般社団法人日本ヘルメット治療評価認定機構が推奨する「頭のかたち外来」と「正しいヘルメット治療」です。
関連サイト:一般社団法人日本ヘルメット治療評価認定機構
3.病院の特長と地域の利便性

出典:同院「診療実績(2024年)」ページ
同院はJR常磐線・東京メトロ日比谷線・つくばエクスプレスが交差する南千住エリアにあり、荒川・台東・足立・墨田・葛飾・北区など城東・北東エリアからのアクセスが良好です。今回の外来開設により、関東エリアにおける当社提携医療ネットワークの城東圏の受診動線が強化され、東東京・北東東京、さらに千葉・茨城南部など近隣地域のご家族にとって利便性が高まります。
4.「赤ちゃんの頭のかたち外来」を担当される医師よりコメント

専門 新生児医療
【学歴】
東京医科歯科大学(現東京科学大学)医学部医学科卒業
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科博士課程修了
【経歴】
東京医科歯科大学医学部附属病院にて研修開始
川口市立医療センター新生児集中治療科医長
長野県立こども病院新生児科医長を経て
2011年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科寄附講座 茨城県小児・周産期地域医療学講師
2015年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科発生発達病態学分野(小児科)講師
東京医科歯科大学医学部附属病院NICU室長
2021年 荒木記念東京リバーサイド病院新生児科部長
【資格】
日本小児科学会専門医
日本周産期新生児学会 周産期専門医(新生児)
新生児蘇生法普及事業(NCPR)インストラクター
出生前コンサルタント小児科医
この度、当院において赤ちゃんの頭のかたち外来を開設いたします。私は小児科医として赤ちゃんの管理や乳児健診などに携わっていますが、親御さんから赤ちゃんの向き癖や頭の形についてご相談いただくことはとても多いです。今回開設する専門外来では、頭のゆがみについてより正確な診断と評価を行うことが可能となりますので、赤ちゃんの成長時期と重症度に合わせた頭のゆがみの予防、治療をご提案したいと考えております。
赤ちゃんの頭のゆがみの原因の多くは、寝るときの姿勢により頭が変形する位置的頭蓋変形ですが、頭蓋骨縫合早期癒合症などの病気による変形が稀にみられます。病的頭蓋変形では、早期に治療を行わないと発達に悪影響を及ぼしてしまうため、頭のゆがみが病気によるものでないことを確認することがとても大切です。
位置的頭蓋変形では、頭蓋骨が柔らかく、頭がどんどん大きくなる時期には、寝かせ方を変えたり、タミータイム(うつぶせ遊び)などの理学療法を行ったりすることで改善が期待できます。しかし、ゆがみが高度の場合には、耳やおでこ、目、頬、あごの位置もずれてしまい、先ほど述べた方法だけでは治らないことがあります。こうしたケースでは、ヘルメットを使った矯正治療が効果的であることがわかっています。赤ちゃんの頭のかたち外来では、ゆがみの程度を3D撮影により正確に評価し、ヘルメット治療の適応を判定します。
早めにご受診いただくことで、ヘルメット治療のほかにも、理学療法での経過観察などさまざまな選択肢をご提示できると考えております。ぜひお気軽にご相談ください。
外来・予約のご案内赤ちゃんの頭のゆがみの原因の多くは、寝るときの姿勢により頭が変形する位置的頭蓋変形ですが、頭蓋骨縫合早期癒合症などの病気による変形が稀にみられます。病的頭蓋変形では、早期に治療を行わないと発達に悪影響を及ぼしてしまうため、頭のゆがみが病気によるものでないことを確認することがとても大切です。
位置的頭蓋変形では、頭蓋骨が柔らかく、頭がどんどん大きくなる時期には、寝かせ方を変えたり、タミータイム(うつぶせ遊び)などの理学療法を行ったりすることで改善が期待できます。しかし、ゆがみが高度の場合には、耳やおでこ、目、頬、あごの位置もずれてしまい、先ほど述べた方法だけでは治らないことがあります。こうしたケースでは、ヘルメットを使った矯正治療が効果的であることがわかっています。赤ちゃんの頭のかたち外来では、ゆがみの程度を3D撮影により正確に評価し、ヘルメット治療の適応を判定します。
早めにご受診いただくことで、ヘルメット治療のほかにも、理学療法での経過観察などさまざまな選択肢をご提示できると考えております。ぜひお気軽にご相談ください。
外来名
赤ちゃんの頭のかたち外来(東京リバーサイド病院内)
担当医師
滝敦子(新生児内科)、星真一(産婦人科)、秋元正宇(形成外科)
診療日・診療時間
第1・3・5週 木曜日14時~
予約方法
初診予約受付(03‐5850‐0306)へお電話にてお願いします
受付時間:平日9:00~16:00、土曜9:00~11:00
受診時の持ち物
マイナンバーカード、乳児医療証、母子健康手帳
紹介状(お持ちの方)
5.治療プロトコルと「Qurum Fit」の特長
当社製ヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」は、3Dスキャン計測と3Dプリンティングを基盤とした完全オーダーメイド設計により、通気性・軽量性・清拭性(水洗い可能なクッション)といった装着継続性を高める要件を満たしながら、成長に合わせた段階的なインナークッションの調整が可能です。
毎月の診察時には、医師の指示のもと、お子さま一人ひとりの成長と治療経過に応じてヘルメットのインナークッションを新調しています。治療の全期間を通じて、1人あたりおおよそ40〜50枚のクッションを使用し、常に最適なフィット感と安全性を保つことで、治療効果と快適性の両立を図っています。
・製品情報:Qurum Fit(クルムフィット)

クルムフィットは、高い通気性を備えた設計によりムレを防ぎ、快適な使用感を実現しています。ヘルメット本体だけでなくクッション部分も水洗いが可能で、衛生面にも配慮されています。赤ちゃんのために細部までこだわり抜かれたデザインと機能性が特徴で、快適さと効果を両立させた製品です。
日本国内の信頼ある医師との共同開発によるプロダクトとそのプロダクトを用いた優れた医療サービス体制が評価され、シンガポール最大の女性・小児医療専門の公立病院であるKK Women’s and Children’s Hospitalでもクルムフィットを用いた頭蓋矯正治療が採用されています。
当社は製品の高い品質だけでなく、治療の安全性と信頼性を確保するための体制にも注力しています。当社製品を取り扱う医師には、必ず弊社主催の研修会「位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会」への参加をお願いしています。また、治療経験を持つ先行施設(大学病院またはこども病院)での診療への実地見学を通じて、より治療サービスに対する深い洞察を得ていただいています。ヘルメット治療導入後も継続的に研修会に参加していただくことで、最新の知識と技術を共有し続ける仕組みを整えています。
こうした取り組みは、親御様が安心して頭蓋健診やヘルメット治療を受けられる環境を提供するため、一般社団法人日本頭蓋健診治療研究会の理事を中心とした専門医と協力して進めているものです。
「最高の安心」をお届けするために。私たちは、ヘルメット治療の導入からその後のフォローアップまで、製品だけでなく徹底した品質管理とサポート体制を通じて赤ちゃんとそのご家族を支えています。私たちは、未来の医療を支える革新的な製品づくりを通じて、安心と健康を提供し続けてまいります。
https://babyhelmet.jp/product/