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【プレスリリース】ジャパン・メディカル・カンパニーが広島大学病院脳神経外科主催「広島小児神経セミナー2024」の共催をしました

2024.11.08
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーは広島大学病院脳神経外科が主催する「広島小児神経セミナー2024」を共催し、2024年10月2日に会場参加およびオンラインでのハイブリッド形式にて開催しました

赤ちゃんの頭のかたち(歪み)に関する社会的関心が高まる中、専門の外来やクリニックの開設が増えてきています。乳児の頭蓋変形はその原因が位置的変形(主に寝ている時の頭の向き癖が原因で生じるもの)なのか、または病気によって歪みが生じているのか、適正な鑑別診断(頭蓋健診)を受けることが何よりも大事です。ヘルメット治療が広まるにつれ「早く」「簡単に」頭蓋変形を治療することができると謳う医療機関も出てきており、適正な鑑別診断が行われることなく安易な治療が行われている現状は憂慮すべきです。
今回のセミナーは本来の医療のあるべき姿に立ち返ることを目的に、広島大学病院の脳神経外科、小児科、リハビリテーション科の各分野の医師に座長を務めていただき、適正な頭蓋健診とヘルメット治療の事例についてご発表をいただきました。
平日夜間のセミナーにもかかわらず、当日の会場参加が約40名、オンライン参加には全国から100名近い申込があり、過去最多の参加者となる盛況ぶりでした。 ・当日のプログラム(敬称略)

オープニングリマークス
広島大学大学院医系科学研究科 小児科学 診療講師 早川 誠一

1)頭位頭蓋変形に対する理学療法
演者:社会医療法人愛仁会 高槻病院 リハビリテーション技術部 理学療法士 玉井駿也
座長:広島大学病院リハビリテーション科 教授 三上幸夫

2)位置的頭蓋変形予防の啓発と正しい知識の伝達
演者:自治医科大学附属さいたま医療センター 小児科・周産期科 教授 細野茂春
座長:広島大学大学院医系科学研究科小児科学 教授 岡田賢

3)基礎疾患のある児の頭位性頭蓋変形に対してのヘルメット治療
演者:社会医療法人愛仁会 高槻病院 小児脳神経外科 部長 原田敦子
座長:広島大学大学院医系科学研究科 脳神経外科学 准教授 山崎 文之

4)位置的頭蓋変形の鑑別診断とヘルメット矯正治療の実際
演者:自治医科大学とちぎ子ども医療センター 小児脳神経外科 教授 五味玲
座長:広島大学大学院医系科学研究科脳神経外科学 教授 堀江信貴

クロージングリマークス
広島大学大学院医系科学研究科 脳神経外科学 講師 武田 正明
左:玉井先生 右:三上先生
左:細野先生 右:岡田先生
左:原田先生 右:山崎先生
左:五味先生 右:堀江先生


各診療科における治療実績やご経験が豊富な先生方のご発表は参加者にとっての大きな学びとなり、活発な質疑応答が行われる大変有意義なセミナーとなりました。
広島大学病院は脳神経外科・小児科・リハビリテーション科の各科が連携して頭蓋健診と頭蓋矯正治療を行っており、ヘルメット治療ありきではない、赤ちゃんの頭の変形予防の啓発に取り組んでいます。
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー(東京都中央区、代表取締役CEO 大野秀晃、以下当社)は毎週の広島大学病院での「頭のかたち外来」に専属の社員を派遣し、医師をはじめとするコメディカルの方々の診察をサポートしています。毎月の診察時には、お子さまの頭の成長と治療効果に併せてヘルメットのインナークッションをミリ単位で調整を行うことで、治療の開始から終了まで、一貫してご安心いただける治療体制を構築しています。

【座長の先生方よりコメント】

広島大学大学院医系科学研究科脳神経外科学 教授 堀江信貴 先生
広島小児神経セミナー2024は小児頭蓋変形に対する啓蒙と連携を目的に開催され、第3回目となりました。今回は赤ちゃんの位置的頭蓋変形に対するリハビリアプローチ、並存疾患と頭蓋変形の関連性と対応、外科手術の対象となりうる縫合線早期癒合症との関連についてい多くのディスカッションがなされました。頭蓋変形治療においては、脳神経外科、小児科、リハビリテーション科の密な協働が不可欠です。これらの診療科が一体となり、包括的な治療体制を提供することで、患者にとって最適な治療が可能となるため、このような試みが広島から全国に更に普及していくことを願っています。

広島大学大学院医系科学研究科小児科学 教授 岡田賢 先生
乳児検診をしていますと、赤ちゃんの向き癖、頭のかたちの不整を心配される親御さんからの相談をよく受けます。そのような不安に対して広島大学病院は、頭のかたち外来を設置しています。当院では、脳神経外科・リハビリテーション科・小児科が連携して頭のかたち外来に取り組むことで、診断・セルフケア指導・治療のみならず、発育・発達にも配慮した診療を実現しています。広島県のみならず他県からの相談も多くあり、幅広いニーズに丁寧に対応するとともに、悩みを抱える親御さんに寄り添った診療を目指します。

広島大学病院リハビリテーション科 教授 三上幸夫 先生
赤ちゃんの頭のかたちに対する社会的関心は日々高まる一方です。広島大学病院ではリハビリテーション科が変形予防介入をし、脳神経外科が診断と治療を進め、小児科が発育・発達をフォローするという3科が連携する診療体制が機能しています。他の医療機関ではまだ珍しいこの広島モデルを進めていくべく、引き続き連携を密にしながら取り組んでまいります。


広島大学大学院医系科学研究科脳神経外科学 准教授 山崎文之 先生
広島大学病院は乳幼児の頭のかたちに関しては中四国地方の基幹病院になっていくものと考えております。また適正な頭蓋矯正治療を行っていくためには、症例数の豊富なメーカーとの協働も重要になります。広島大学病院のこれまでの経験と実績を結集させ、「乳幼児の頭蓋変形」を主訴とされる親御様に、お子さまの発育・発達の面からもそのお悩みに寄り添う医療を目指します。

今回のセミナーでは「赤ちゃんの頭のかたち」の治療について、正しい情報と治療を広めていくための良い学びの機会とすることができました。
今後も当社は医療機関と連携しながら、頭蓋形状矯正という概念そのものと疾病啓発の普及に取り組んでまいります。

製品情報 Qurum Fit(クルムフィット)/ Qurum (クルム)
長年、頭蓋形状矯正ヘルメットの製造を行なってきた株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーが、脳神経外科、小児科、新生児科、小児外科、形成外科の先生方とともに、開発検討委員会を組成し、共同開発。最先端の3Dプリンタによる日本製ヘルメットで、高い通気性でムレにくく、ヘルメットだけでなくクッション自体も水洗いが出来ます。メカニズムからデザインまで、赤ちゃんに必要なことをカタチにしました。
プロダクトそのものの高い品質に加え、当社ヘルメットの取り扱いをご希望される医師には、ヘルメット適正治療研修会への参加と治療実績のある先行医療機関(大学病院)への見学を必須としています。当社ヘルメット導入後も、医師にはヘルメット適正治療研修会への継続参加をお願いしております。
親御様が、頭蓋健診とヘルメット治療を安心して受けられるよう、一般社団法人日本頭蓋健診治療研究会の理事を中心とする先生方と決定し導入した当社独自の基準です。
「最高の安心」のためにできること。ヘルメット治療の導入と導入後のプロセスもわたしたちの品質のひとつです。
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