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【プレスリリース】商工中金がジャパン・メディカル・カンパニー社の新たな株主に

2024.11.15
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー(東京都中央区、代表取締役CEO 大野秀晃、以下当社)は、この度、株式会社商工組合中央金庫(東京都中央区、代表取締役社長 関根正裕、以下商工中金)が新たな株主となったことをお知らせします

当社は1897年創業の大野鐵店を祖業に持ち、2018年にメディカル部門をスピンオフし創業しました。商工中金と大野興業(大野鐡店から改称)の関係の歴史は深く、過去80年近くにわたりお取引を続けてきました。 当社は創業時より商工中金から物心両面にわたる厚い支援をいただいており、この度、今までの融資の関係に加えて、商工中金が当社株式を保有するに至りました。 商工中金が掲げるパーパスとミッションは以下のとおりです。
  • パーパス 「企業の未来を支えていく。日本を変化につよくする。」
  • ミッション「安心と豊かさを生みだすパートナーとして、ともに考え、ともに創り、ともに変わりつづける。」
日本を支える中小企業に対し真正面から相対し、支援を続けることでパーパスとミッションを体現している商工中金のさらなる支援を受け、当社のミッションである「世界にまだない、 選択肢をつくる。」を実現するため、当社は、より一層の社会変革を起こすとともに、自らが日本を代表する中小企業に成長すべく殻を破り続けます。

当社事業の進捗と今後の展開 精密立体医療模型「KEZLEX」の開発・製造を祖とし、当社は医療に関するものづくりをこの30年来続けてきています。特に脳神経外科医と共に開発した乳児用頭蓋矯正ヘルメットは社会的認知度の高まり、世間の親御様の関心の高さから多くの引き合いをいただいており、2024年2月には第三世代モデル「Qurum Fit(クルムフィット)」を新たに上市しました。当社が定める基準を満たす「認定医療機関」と呼ばれる提携先医療機関は北海道から福岡まで約30に及び、またその大多数が大学病院、公立の子ども病院といった各都道府県において地域医療の中核を担う医療機関となっています。
現在は「赤ちゃんの頭のかたち(歪み)」の認知度が高まるなか、その歪みの原因が病的なもの(「頭蓋縫合早期癒合症」に代表される頭蓋に関する病気)か後天的なもの(いわゆる「向き癖」による位置的頭蓋変形)かの鑑別が十分に行われることなく、また1人1人のお子様の発達の状態を診ずして「お子様の月齢」「ヘルメットの装着期間」といった数値的なものでヘルメット治療が行われていることに私たちは危機感を覚えています。
今後も「適正な頭蓋健診」「適正な頭蓋矯正治療」が行われる社会の実現を目指し、啓発活動や治療に関するノウハウの展開を進めてまいります。
また将来的には乳児用頭蓋矯正ヘルメットを用いた頭蓋矯正治療を日本国内のみならず、日本と人種や気候が近しい東南アジア地域にも展開すべく事業を拡大していきます。
当社は今後もコーポレートビジョン「世界にまだない、選択肢をつくる。」の実現のため、よりスピーディな製品の開発と質の高いサービスの提供を行ってまいります。

▼ 商工中金によるコメント
本店営業部営業第三部営業第三課 落合彩夏
この度はこれまでのご融資に加えて、株主としてより強固なご支援をさせていただく運びとなりましたこと大変嬉しく思っております。
ジャパン・メディカル・カンパニー社は頭蓋形状矯正というまだ日本でニッチな分野の普及に取り組まれ、着実に実績を上げられております。当金庫としては今後も医療シーンにインパクトを与えていただきたいという思いと共に貴社の成長に寄り添いながらご支援させていただければと思っております。

本店営業部営業第三部営業第三課 課長 梁川工
この度はジャパン・メディカル・カンパニー社の株式取得に携わることができ、大変光栄に思っております。このお取引が貴社と幣金庫の更なる成長と発展に寄与していくことを期待し、ジャパン・メディカル・カンパニー社のコーポレートビジョン「世界にまだない、選択肢をつくる。」の実現のため、引き続きご支援させていただければと思います。
今後も幣金庫一体となって、お客さまの企業価値向上に貢献できるよう努めてまいります。

▼ 当社コメント
取締役会長 大野秀則
「銀行は雨の日には傘を貸さない」と言われます。しかし、商工中金様には80年近くにわたり、大野興業が困った時には必ず大きな傘を用意していただきました。お陰様で大野興業は創業128年目を迎えることができ、新たに興した当社も順調な成長を続けております。
私自身はユース会(二世経営者異業種交流会)では代表幹事、後にOB会長もお引受けし、現在は商工中金中金会理事職を受け持っており、個人的にもいろいろな行事に参加させていただいております。
今般、商工中金様には当社株主になっていただいたことに深謝しております。当社が立派な企業に成長する事こそが、経営民営化を進め益々の発展を目指されている商工中金様に対して出来る唯一の恩返しと信じ、尚一層の研鑽に励みたいと思っております。

代表取締役CEO 大野秀晃
商工中金は、1936年に設立された中小企業専門の金融機関です。大恐慌の影響で危機に直面していた多くの中小企業を救済するという使命のもとに誕生し、以来85年超にわたり日本の中小企業の力強い支えとして、その役割を担い続けています。
当社ジャパン・メディカル・カンパニーも、設立当初の開業資金の融資を通じ商工中金のご支援を受け、以降、間接金融(デット)という形で長年にわたり応援いただいてまいりました。その結果、当社の事業規模は開業時の50倍以上に拡大しております。
この度、商工中金がエクイティリスクを引き受け、当社株式に対する投資という形でご支援をいただける運びとなりました。直接金融を通じて背中を押していただけることは、大変心強く、感謝の念に堪えません。
今後も、当社は、商工中金の信頼に応え、この国の基盤を支える力となるべく、人類の革新と世界の創造を目指し、不断の進化と一層の努力を続けてまいります。