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【プレスリリース】茨城県内初!「筑波記念会・筑波総合クリニック」にて、小児脳神経外科専門医が院内で初診から卒業まで治療を行う「頭のかたち外来」でのヘルメット治療が開始しました
2025.01.28
茨城県内で初めて、2025年1月25日より医療法人社団筑波記念会筑波総合クリニック(茨城県つくば市)「赤ちゃんの頭のかたち外来」において、株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー(東京都中央区、代表取締役:CEO大野秀晃、以下「当社」)が開発製造する赤ちゃんの頭のかたちを矯正するヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」を用いた頭蓋矯正治療が開始されました。
赤ちゃんの頭のかたち(歪み)に対する治療への社会的関心が高まる中、茨城県における高度医療を提供する「筑波総合クリニック」において、2025年1月25日より、乳幼児向け頭蓋矯正治療の専門外来「赤ちゃんの頭のかたち外来」が開始されました。本外来では、小児脳神経外科専門医である井原哲先生が、初診から治療終了(卒業)まで一貫して責任を持ち、適正な頭蓋健診とヘルメット治療をシームレスに提供します。
従来の取り組みとの違い
これまでの筑波総合クリニックにおける「赤ちゃんの頭のかたち外来」では、初診時に井原先生が赤ちゃんの頭蓋変形が病気(頭蓋縫合早期癒合症など)によるものか、向き癖など外部要因による位置的変形かを鑑別診断し、その後のヘルメット治療は院外にて、外部企業および義肢装具士が担当していました。
今回、筑波総合クリニックで開始される新たな治療体制では、鑑別診断からヘルメット治療までを同クリニック内で一貫して行う仕組みを実現しました。
井原先生による鑑別診断の後、ヘルメット治療が必要と診断された患者様には、当社製のヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」を使用し、院内で井原先生と当社専門スタッフが一丸となって治療を提供します。
初診から治療終了(卒業)まで、同一施設内でシームレスに治療を受けられる環境を整えたことで、患者様とご家族にとって大きな利便性が提供されます。特に、小児脳神経外科専門医である井原先生の指導の下、ヘルメットの処方や調整がすべて院内で完結するため、治療の効果と効率が高まるだけでなく、患者様とご家族様の負担軽減にも寄与します。
治療の流れ
筑波総合クリニックでは、初診において赤ちゃんの頭の歪みが手術が必要な病気によるものか、向き癖などによる位置的変形かを正確に鑑別診断します。ヘルメット治療を開始した後は、毎診察時に赤ちゃんの頭蓋の成長発達や治療効果を確認し、必要に応じてヘルメットの調整を行います。調整の際には、治療効果を最大化するため、ヘルメットのインナークッションを赤ちゃん個々の成長に合わせて交換します。これにより、治療中も常にオーダーメイドの治療が提供されます。
井原哲先生の取り組み
井原先生は、赤ちゃんの頭のかたち矯正治療に関する適正な医療提供を目指し、当社主催の「位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会」(※注)に参加し、同研修会での発表も行われています。また、他施設でのヘルメット治療の現場を視察され、知識と経験を重ねてこられました。今回の外来開始により、茨城県内で乳幼児の頭蓋形状に関する適正な治療環境がさらに充実することが期待されます。
※注:「第5回 位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会」を2024年12月22日に開催
頭蓋健診とヘルメット治療を担当する医師
小児脳神経外科
井原哲(いはら さとし)先生
【現職】
東京都立小児総合医療センター脳神経外科部長
【経歴】
1997年3月 筑波大学医学専門学群卒業
1997年5月 筑波大学附属病院 脳神経外科レジデント
2003年4月 茨城県立中央病院 脳神経外科医員
2005年4月 国立成育医療センター 脳神経外科医員
2009年4月 筑波大学附属病院 脳神経外科病院講師
2013年4月 東京都立小児総合医療センター 脳神経外科医長
2021年7月 同 脳神経外科部長
2022年5月 同 二分脊椎センター長
【資格・学会活動など】
日本脳神経外科学会 専門医・評議員
日本小児神経外科学会 認定医・評議員
日本小児神経学会 評議員
日本脊髄外科学会 脊椎脊髄外科専門医 脊髄外科認定医
日本神経内視鏡学会 技術認定医
日本脳腫瘍学会 脳腫瘍診療ガイドライン委員
日本小児がん研究グループ(JCCG) 脳腫瘍委員会委員
日本子ども虐待医学会 AHT研究部委員
Craniosynostosis研究会 世話人
当社製ヘルメットによる治療開始に際して井原哲先生よりコメント
筑波総合クリニックは、医療法人社団筑波記念会が運営する外来完結型の専門クリニックで、地域住民が安心して利用できる医療サービスを提供しています。同法人は1982年、小關迪会長が地域初の24時間救急病院として筑波記念病院を開設し、現在は介護老人保健施設や予防医療施設を併設する総合医療グループへと発展しました。筑波記念会グループでは、超急性期から慢性期、予防医療まで一貫したサポートを行い、患者が「元の生活に戻る」ためのシームレスな医療提供を目指しています。小關暎子現グループ長のもと、地域医療支援病院として医療・介護施設との連携を強化し、地域完結型医療の実現に努めています。
施設名
医療法人社団筑波記念会「筑波総合クリニック」
所在地
〒300-2622 茨城県つくば市要65
赤ちゃんの頭のかたち外来の予約方法
予約電話 0120-138-122(フリーダイヤル)
または029-877-1915
*お電話でご予約をお願いします
![](https://japanmedicalcompany.co.jp/wp/wp-content/uploads/2025/01/main-2.jpg)
従来の取り組みとの違い
これまでの筑波総合クリニックにおける「赤ちゃんの頭のかたち外来」では、初診時に井原先生が赤ちゃんの頭蓋変形が病気(頭蓋縫合早期癒合症など)によるものか、向き癖など外部要因による位置的変形かを鑑別診断し、その後のヘルメット治療は院外にて、外部企業および義肢装具士が担当していました。
今回、筑波総合クリニックで開始される新たな治療体制では、鑑別診断からヘルメット治療までを同クリニック内で一貫して行う仕組みを実現しました。
井原先生による鑑別診断の後、ヘルメット治療が必要と診断された患者様には、当社製のヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」を使用し、院内で井原先生と当社専門スタッフが一丸となって治療を提供します。
初診から治療終了(卒業)まで、同一施設内でシームレスに治療を受けられる環境を整えたことで、患者様とご家族にとって大きな利便性が提供されます。特に、小児脳神経外科専門医である井原先生の指導の下、ヘルメットの処方や調整がすべて院内で完結するため、治療の効果と効率が高まるだけでなく、患者様とご家族様の負担軽減にも寄与します。
治療の流れ
筑波総合クリニックでは、初診において赤ちゃんの頭の歪みが手術が必要な病気によるものか、向き癖などによる位置的変形かを正確に鑑別診断します。ヘルメット治療を開始した後は、毎診察時に赤ちゃんの頭蓋の成長発達や治療効果を確認し、必要に応じてヘルメットの調整を行います。調整の際には、治療効果を最大化するため、ヘルメットのインナークッションを赤ちゃん個々の成長に合わせて交換します。これにより、治療中も常にオーダーメイドの治療が提供されます。
井原哲先生の取り組み
井原先生は、赤ちゃんの頭のかたち矯正治療に関する適正な医療提供を目指し、当社主催の「位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会」(※注)に参加し、同研修会での発表も行われています。また、他施設でのヘルメット治療の現場を視察され、知識と経験を重ねてこられました。今回の外来開始により、茨城県内で乳幼児の頭蓋形状に関する適正な治療環境がさらに充実することが期待されます。
※注:「第5回 位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会」を2024年12月22日に開催
頭蓋健診とヘルメット治療を担当する医師
![](https://japanmedicalcompany.co.jp/wp/wp-content/uploads/2025/01/sub1-5.jpg)
井原哲(いはら さとし)先生
【現職】
東京都立小児総合医療センター脳神経外科部長
【経歴】
1997年3月 筑波大学医学専門学群卒業
1997年5月 筑波大学附属病院 脳神経外科レジデント
2003年4月 茨城県立中央病院 脳神経外科医員
2005年4月 国立成育医療センター 脳神経外科医員
2009年4月 筑波大学附属病院 脳神経外科病院講師
2013年4月 東京都立小児総合医療センター 脳神経外科医長
2021年7月 同 脳神経外科部長
2022年5月 同 二分脊椎センター長
【資格・学会活動など】
日本脳神経外科学会 専門医・評議員
日本小児神経外科学会 認定医・評議員
日本小児神経学会 評議員
日本脊髄外科学会 脊椎脊髄外科専門医 脊髄外科認定医
日本神経内視鏡学会 技術認定医
日本脳腫瘍学会 脳腫瘍診療ガイドライン委員
日本小児がん研究グループ(JCCG) 脳腫瘍委員会委員
日本子ども虐待医学会 AHT研究部委員
Craniosynostosis研究会 世話人
当社製ヘルメットによる治療開始に際して井原哲先生よりコメント
〜 ヘルメット治療への思い 〜
乳児の頭蓋変形を引き起こす代表的な疾患に頭蓋骨縫合早期癒合症があります。頭蓋骨縫合早期癒合症は非常にまれな疾患ですが、手術以外に治療法がありません。私は小児脳神経外科を専門とする医師ですので、頭蓋骨縫合早期癒合症の診断や手術に豊富な経験があります。赤ちゃんの頭の形に強い変形が見られる場合に最も大切なことは、頭蓋骨縫合早期癒合症を適切に診断し治療につなげることです。内視鏡を使用する負担の少ない術式が近年広まってきましたが、その手術の対象になるのは生後6ヶ月未満での実施が推奨されていることから、早期診断の重要性が高まっています。「赤ちゃんの頭のかたち外来」では、まず頭蓋骨縫合早期癒合症なのか位置的頭蓋変形なのかの鑑別を行います。
軽症の位置的頭蓋変形は、成長や日常ケアによって自然に改善することが期待できますが、重症例では頭蓋骨だけでなく顔面にまで変形が波及し、ヘルメット治療を選択しなかった場合には強い変形が残ってしまうこともあります。「赤ちゃんの頭のかたち外来」では、現状の頭蓋変形がどの程度なのか重症度を判定し、豊富な経験をもとにヘルメット治療に適した状態なのかどうか判断し説明いたします。
位置的頭蓋変形は病気ではありませんので、ヘルメット治療は必要不可欠なものではありません。「赤ちゃんの頭のかたち外来」では、ご家族の皆様が納得して治療をするかしないかの選択をしていただけるように丁寧な説明を心がけます。
筑波総合クリニックについて 乳児の頭蓋変形を引き起こす代表的な疾患に頭蓋骨縫合早期癒合症があります。頭蓋骨縫合早期癒合症は非常にまれな疾患ですが、手術以外に治療法がありません。私は小児脳神経外科を専門とする医師ですので、頭蓋骨縫合早期癒合症の診断や手術に豊富な経験があります。赤ちゃんの頭の形に強い変形が見られる場合に最も大切なことは、頭蓋骨縫合早期癒合症を適切に診断し治療につなげることです。内視鏡を使用する負担の少ない術式が近年広まってきましたが、その手術の対象になるのは生後6ヶ月未満での実施が推奨されていることから、早期診断の重要性が高まっています。「赤ちゃんの頭のかたち外来」では、まず頭蓋骨縫合早期癒合症なのか位置的頭蓋変形なのかの鑑別を行います。
軽症の位置的頭蓋変形は、成長や日常ケアによって自然に改善することが期待できますが、重症例では頭蓋骨だけでなく顔面にまで変形が波及し、ヘルメット治療を選択しなかった場合には強い変形が残ってしまうこともあります。「赤ちゃんの頭のかたち外来」では、現状の頭蓋変形がどの程度なのか重症度を判定し、豊富な経験をもとにヘルメット治療に適した状態なのかどうか判断し説明いたします。
位置的頭蓋変形は病気ではありませんので、ヘルメット治療は必要不可欠なものではありません。「赤ちゃんの頭のかたち外来」では、ご家族の皆様が納得して治療をするかしないかの選択をしていただけるように丁寧な説明を心がけます。
![](https://japanmedicalcompany.co.jp/wp/wp-content/uploads/2025/01/main-2.jpg)
施設名
医療法人社団筑波記念会「筑波総合クリニック」
所在地
〒300-2622 茨城県つくば市要65
赤ちゃんの頭のかたち外来の予約方法
予約電話 0120-138-122(フリーダイヤル)
または029-877-1915
*お電話でご予約をお願いします